8月14日、私は旅行のついでに水上から上越線に乗って土合駅に行くことにした。
これはそのときのレポートである。
温泉の町・・・水上
私は水上に2回訪れているが、水上駅まで来たのは今回が初めてだ。駅前には土産物屋と観光案内所らしき建物があった。だが廃業してしまったであろうホテルも見えた。儲かるところもあればそうでないところもあるのだ。話がそれてしまったので元に戻そう。私が乗る列車は水上13:44発だ。そして今は13:00.時間を間違えて早く来てしまった。車で暇を潰して時間になったので駅に入る。駅はガラス張りの駅舎で、改札はなんと自動改札だった。さすがにSuicaは使えないのだが・・・。列車の出る2番線には橋を渡る必要があり、EVもないので非バリアフリーといった感じだ。
停車していたのは115系3連であった。たまにある2両を期待していたが・・・まあいいか。私がホームに来たときはまだ発車まで7分ほどあったので写真を撮った。発車時間になったので乗り込もう。車内は予想以上の混雑で席はあまり空いていなかった。
発車すると列車はほどなくして国道の脇を走るようになる。国道は谷川岳で行き止まりになっていて、高速を除けば水上から県境を越えるのはこの上越線だけだ。
国道と寄り添うようになるとほどなくして新清水トンネル。このトンネルは総延長約10キロで、青函トンネル開通までは日本一の長さであった・・・と思う。ここで県境を抜けるまで上下線が別れる。下りはトンネルで山を突っ切るのに対し、上りは新潟県からループで山を下ってやって来る。湯檜曽は下り線がトンネル内にあるが、改札まですぐなのであまり触れないでおく。トンネル内は電灯があり、その明かりが幻想的であった。
速度が落ちてポイントをわたるでかい音がすると土合。
駅に着くと周囲は霧に包まれていて、列車も発車時に「ピーーーーッ」とでかい警笛を鳴らした。
一番先に目に入るのは階段である。
地上がほとんど見えない。階段の脇には「ようこそ日本一のモグラ駅へ」という看板があり、詳しい説明が記されている。
やっとの思いで階段を上り終える。もう汗だくであった。もうホームが見えない。
階段を上ると湯檜曽川を橋で渡る。そのとき、橋の下から銃声のような音がした。窓から見ると、なんと親子連れが橋脚に向かって石を投げているではないか。ガラスが割れたり、橋脚が損傷したらどうするつもりなのだろうか(あいつら絶対沈めたる)。
橋を渡り終えるとご丁寧なメッセージが書かれた扉にぶつかる。その先には長い廊下と階段がある。ここまで来ると階段もたいしたこと無い。
土合駅は数年前まで駅員がいたが現在は水上駅の管理下にあり無人化された。でも臨時の快速・特急はきちんと停車する。上りホームにも行きたかったが今回は時間の関係であきらめた。
駅舎の全貌である。三角屋根と、国道から見てもインパクトのある建物だ。近くにはドライブインしかなく、民家らしき建物は無い。ここで車で先回りしていた親と合流して谷川岳を目指した。
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