今日は部活が午前中で終わるため、そのあとの時間を使って外房線の安房鴨川まで行ってみた。ここではそのレポートを書いていく。
部活が終わり、私はそのまま高校最寄り駅から下り勝浦行きに飛び乗った。単線区間に入り、ローカルな風景が続くようになる。ところどころ複線になっているものの、そこでの列車交換は無かった。いすみ鉄道と接続する大原で大半の乗客が降りてしまった。ここからは東京近郊区間から離れるためSuicaは使えない。浪花を出ると外房線では千葉方から2つ目のトンネルに入る。1つ目は土気~大網にあるため、ずんぶん長いことトンネルが無かったことになる。御宿からは勝浦までの1区間が複線になる。しかし行き違いは無く、この複線の存在意義を疑問に思った。1年前に乗ったときも行き違いは無かった。
勝浦では安房鴨川方面に乗り継ぐ。安房鴨川行きは勝浦まで特急『わかしお』で走ってきた車両がそのまま各駅停車となる。勝浦どまりの列車でもその旨が案内された。
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特急車両の安房鴨川行きは5両編成で全車両自由席となる。特急車両だけ合ってテーブルが付いていたりリクライニングシートであった。なお通常使用される自動放送は各停の区間では使用されず、車掌の肉声を使っているようだ。通路上のLED案内も特急運転時には行き先、停車駅や編成の諸案内が流れるがここではただ単に『次は●●です』とだけ表示された。行川アイランドから先はトンネルとトンネルの間に見える太平洋が最高だ。数年前、テレビ朝日系『タモリ倶楽部』でここが『電車がちらりと見える映像(電チラ)』として紹介された。安房小湊からはいったん山の中に入るが安房天津からは再び海沿いを走る。雨天だったため空は明るくないがそれなりに楽しめた。
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終点の安房鴨川は近年洋風駅舎に建て替えられた。以前は1番線に足湯があったが撤去されていた。一時的なものだったのだろうか。駅舎反対側にはジャスコがあり、駅舎外のこ線橋で行くことが出来る。
こ線橋から館山方を望む。
振り返って勝浦方を望む。
安房鴨川の滞在時間は30分ほどで、すぐに折り返した。帰りも行きと同じ勝浦まで各停、勝浦から特急の東京行きだった。最後尾の5号車には僕と老夫婦しか居らず、がらがらだった。これくらいなら特急料金不要で乗せてもいいと判断したのだろう。勝浦到着前には特急になる旨と号車案内があった。私は各停で行くので乗り換えとなった。
勝浦を発車する特急『わかしお』
勝浦で安房鴨川方面からの電車と千葉行きの各停との接続には20分の時間がある。待ち時間を利用して2階コンコースに行くとなんとLEDの発車案内が設置されているではないか。ちなみに設置されているのは千葉と本千葉、蘇我、誉田、そして勝浦だけだ。
車庫から引き上げてきた各駅停車
次発の各駅停車千葉行きは車庫?からやってきた始発電車だった。やはり乗客は私と老齢の方だけであった。僕はこの電車に乗って家路に着いた。
この記事を書いているとき、茨城県・鹿島鉄道の廃止が決定したというニュースが流れた。次々と鉄道が減ってしまい、鉄道の将来はあまり明るいものではないように感じた。
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