4月27日、東京近郊に行ってきた。今回は南武支線・鶴見線と東京モノレールをとりあげる予定。
立川~川崎を結ぶ南武線。その支線である南武支線は川崎のひとつ手前である尻手から出発する。このあたりは工業地帯であるから本数も少なく、1時間に2本程度しか設定されていない。立川方面からやってきた電車は1番線に発着し、南武支線の電車は3番線から発車する。ホームに上がるとすぐに2両編成の浜川崎行き電車がはいってきた。休日とあってか乗客は少なく静かだった。
この列車と接続する立川行きとのツーショット。左側が浜川崎行き。
電車は尻手を出ると南武線と別れ、単線の線路を走り東海道本線を越える。八丁畷は京浜急行線との乗換駅だが駅にはJRの表記は無く、京急側も乗り換え案内をしていない。八丁畷からは東海道本線からの貨物線と共用の線路を走る。川崎新町は南武支線で唯一交換の出来る駅だが普段交換をする列車は無い。駅を出ると右側に中学校があり、通ったときには運動会の真っ最中だった。終点の浜川崎は尻手同様1線のみで交換できない。
浜川崎からは鶴見線に乗る。乗り換えにはいったん道路を渡って鶴見線側の駅へ行く必要がある。これは生い立ちがそれぞれ別会社だった名残だ。鶴見線の休日ダイヤは1時間に1本と非常に少なく、僕もなんども待ちぼうけを食らった経験がある。今回はいったん扇町まで行って折り返すことにした。すぐにやってきたのは南武支線より1両多い3両編成の電車だった。浜川崎を出ると左側に貨物の操車場があり、多数の貨物列車がとまっていた。工場地帯を走る鉄道だから見れる光景だ。電車は工場の脇を走り、左側のダンプがいきかう道路と併走する。上をパイプラインが通ったり運河が流れてたりと京浜工業地帯を走る鉄道であることを語っている。昭和は時代名入りの駅として有名で以前は入場券が売れたという。ちなみに時代名のつく駅はほかにも大正駅(JR西日本・大阪環状線)平成駅(JR九州・豊肥本線)が存在する。
終点の扇町は工業地帯の中にある駅で、HR貨物の駅も併設されている。ここまでの乗客はすべて鉄道ファンだったらしく、駅の撮影などをして同じ列車に乗り込んでいた。ホームには駅長?とおもわれるネコがいて乗務員氏に可愛がられているようだった。
写真でもお分かりのように周りは工場だらけ。CO2削減が進んでいるのか工場独特のいやなにおいはあまりしなかった。折り返し鶴見行きの乗客は扇町行きと同じ面々だった。浜川崎からは複線となり、ほどなくして武蔵白石。ここから大川方面の線路がわかれている。以前は大川方面にもホームがあったが車両を統一する際にホームが車両に接触してしまうため廃止され、現在はひとつ鶴見よりの安善乗換えとなっている。浅野は海芝浦方面との乗換駅である。弁天橋は鶴見線の車庫が設置され、乗務員の交代もここで行われる。鶴見小野との間で進路を北に取り、工場地帯から住宅街に入る。鶴見小野からは満員となり、おばさん方(失礼か)の声がうるさかった。国道は名のとおり国道1号の真上に設置された駅で、ここを過ぎると東海道線の上をとおり京浜東北線と接続する終点の鶴見に着く。